バイクは危険な乗り物?
バイクと聞いてあなたはどんなイメージを持っていますか?
“危険な乗り物”等のマイナスイメージがあるのではないでしょうか?
確かにバイクは自動車と比較すると、”危険が伴う乗り物”であることは間違いありません。
しかし、5つのことを意識すれば大半の事故は未然に回避できると私は思っています。
今回はバイク歴5年(無事故・無違反)の私が安全に乗るためのススメをご紹介します。
(都内在住・年間走行距離約1万キロ)
本記事はこんな人にオススメ
- バイクに興味があるけど、安全性から躊躇(ちゅうちょ)している人
- バイクに乗りたいが、周囲に反対されている人
- より安全にバイクに乗りたい人
①時間と心に余裕をもつ
バイクに乗る上で最も大切なことは、時間と心に余裕を持つことです。
当たり前のことかもしれないですが、下記シーンを想像してみてください。
人と待ち合わせをしているが、渋滞に巻き込まれ中々前に進まない。
数十メートル先の信号機は何回も青信号に変わっているのに進む気配はない。
このままでは約束の時間に間に合わない。
いかがでしょうか?
イライラしてしてしまう方もいるのではないでしょうか。
イライラしていると周囲が見えなくなったり、運転が荒くなったりして、
結果、事故を起こす可能性が高くなります。
バイクに乗るときは、常に冷静でいることが大切です。
イライラしたら、一度コンビニなどで休憩して落ち着きましょう。
②物理的に余裕をもつ(十分な車間距離をあける)
“車は急に止まれない”という言葉があるようにバイクも急には止まれません。
走行時は前の車と十分に車間距離をあけて運転しましょう。
具体的にどれぐらい車間距離をあければいいのかは速度によって異なりますが、
前の車が通過してから2秒後に通過するのが適切とされているそうです。
2秒の数え方はゆっくりと「01(ゼロイチ)、02(ゼロニ)」と数えるといいそうです。(参考資料)
しかし、車間距離は前だけでなく後ろにも存在します。
後続車が車間距離をあけずに走行している場合、
私は前方の車間距離を3秒以上あけるようにしています。
前の車が急停車しても自分自身は余裕をもって止まれるようにすることで、
後続車に追突されるリスクが下がると考えています。
(煽り運転気味の車の場合は道を譲りましょう。)
また、走行時だけでなく信号などで停車した際も車間距離をあけておくといいでしょう。
急にバックしてくる車や追突してくる車に対応できるようにしておきましょう。
私は2m~4mあけて停止するようにしています。
③身体的に余裕をもつ(小まめに休憩をとる)
バイクの運転は車の運転以上に周囲の状況を確認する必要があります。
車間距離の確保に加えて、路面状況も確認する必要があります。
バイクの運転は乗っているだけなので、
“疲れないのでは?”と思う方もいらっしゃると思います。
確かに激しい運動と比べると、体への疲労感は感じにくいです。
しかし、バイクは外気温に影響されたり、長時間走行風を受けたりすることで、
自分が思っている以上に疲れていることがあります。
疲れを感じはじめてから休憩をとるとその後の運転が億劫(おっくう)になります。
そのため、疲れたなと感じる前に小まめな休憩をとることが大切です。
私は1時間〜1時間半走行したら疲れていなくても休憩するようにしています。
④周囲のドライバーを信用しない。
周囲のドライバーを信用しないと聞くと人間不信に思われるかもしれませんが、
運転している人はひとりひとり、見ているもの、考えていることが違います。
また、ドライバー同士はお互い会話しているわけでなく、
ブレーキランプや、ウインカーでのみコミュニケーションをとります。
そのような状態で相手を信用して運転できますか?と聞かれれば、答えは「NO」です。
運転しているときは相手が何かしてくれるかを考えるより、
自分がされて嫌なことをしてくるかもしれないと考えて運転すると
危険を回避できる可能性があがります。
例えば、以下のことが考えられます。
- 前の車が渋滞していないのに急ブレーキをかけるかもしれない。
- 横を走っている車がウインカーを出さず割り込んでくるかもしれない。
- トラックの荷台から荷物が落ちてくるかもしれない。
危険を予測することで、実際起こった時に冷静に対処できます。
また、危険を予測することで、普段の運転も慎重になります。
(前の車が急ブレーキをかけるかもしれないと予測すれば車間距離も自然と確保すると思います。)
⑤自分の運転を過信しない
運転に慣れてくると、自分の運転に少し自信がついてきます。
自信をつけることは悪いことではありませんが、過信は禁物です。
自分の運転を過信しすぎると、スピードの出し過ぎや、車間距離が短くなります。
(「運転慣れてきたし、少しスピード出したり、車間距離つめても大丈夫。」と言う心理が働きます。)
長くバイクに乗れば、運転も自然と上達しますが、自分の運転技術は過信せず、
危険な乗り物に乗っていることを意識することが大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
1つ1つ見ていくと当たり前のことばかり書いているので、
あたり前と思うことばかりですが、私を含めて常にできているという人はほとんどいないと思います。
本記事で書いていることを常に意識して実践すればほとんどの事故を防ぐことが可能です。
この記事に書かれていることを実践するだけではなく、
「どうすれば安全に運転できるか」を常に考えて運転することで
事故に遭うリスクはさらに下げることが可能です。
この記事を読んで、「バイクに乗ってみたい」、「安全運転を意識しよう」と
思ってくれる人が増えれば幸いです。
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