ツーリング中の貴重品管理:安全かつ手軽な取り扱い方法

Z900RSとシートバッグ

イントロダクション

ツーリングに行く時、どのように貴重品を管理していますか?もし、バイクから離れる機会が少なければ、深く考えずにそのまま放置してしまうこともあるでしょう。

しかし、道の駅やサービスエリアでの休憩時、バイクから離れると突然、スマホや財布、カメラ、家の鍵、バイクの鍵、ヘルメットのインカムやその他の電子機器といった、自分が持っている貴重品の多さに気づかされることがあります。

「ちょっとの間なら問題ないだろう」と油断してバイクに置いておくと、戻ってきたときには盗難の被害に遭っていることも…。逆に、盗難を恐れて一式持ち歩くと、今度は「どこに入れたっけ?」と探し回ることに。

こんな経験、1度や2度はありませんか?私自身も心配性のため、貴重品は常に身に着けているのですが、正直、何をどこに入れたのか忘れることがしょっちゅうです(笑)。

そんな私が、バイク乗りとしての貴重品管理の最適解を見つけたので、今回はそれを皆様と共有したいと思います。

貴重品の管理方法の比較

貴重品の管理方法としては大きく2つあります。カバンに鍵をかけるか、荷物を持ち歩くかです。
この2つの観点だけでは、評価しづらいので、私が1年以上使用したことがある4つのアイテムを用いて比較します。(イメージできるよう写真も添付しておきます。)

●カバンに鍵をかける
①ソフトタイプ(シートバッグ等)
②ハードタイプ(トップケース等)

●荷物を持ち歩く
③バックパック
④ウエストバッグ

また判断基準は5つの項目に対して5段階評価で数値化してみます。

評価項目 項目説明
セキュリティ 貴重品の盗難リスクをどれだけ低減できるか
ユーザビリティ 貴重品の取り出しやすさ
運転快適性 荷物や装備が体に負担をかけないか、バランスや風の抵抗等の影響
積載性 積載量
コスト 初期投資費用

評価基準
★★★★★:比較する中で最も優れている
★★★★☆:非常に良い。改善点もほとんどない
★★★☆☆:良い。些細な点ではあるが改善の余地はある
★★☆☆☆:普通。基本的な要求を満たしているが改善の余地はある
★☆☆☆☆:不満がある。

①ソフトタイプ(シートバッグ、タンクバッグ等)

評価項目 評価
セキュリティ ★★☆☆☆
ユーザビリティ ★★★☆☆
運転快適性 ★★★★★
積載性 ★★★★★
コスト ★★★★☆

ツーリングの王道といえばシートバッグ。
南京錠をかければ、セキュリティは向上します。(鍵をしなければ誰でも中身が見れます。)
またソフトケースであるため、持ち去られる可能性がありセキュリティは低め。
ユーザビリティですが、鍵をつけることでカバンへのアクセスが悪くなるため★3としました。
運転快適性は今回紹介する中では一番いいと思います。また積載性についても自分の使用用途に合ったカバンを購入できるので一番汎用性が高いです。
コストについても、高いモノでも2万円あればお釣りが来るので★4としました。

②ハードタイプ(トップケース等)

評価項目 評価
セキュリティ ★★★★★
ユーザビリティ ★★★☆☆
運転快適性 ★★★☆☆
積載性 ★★★★☆
コスト ★☆☆☆☆

トップケースはバイクの利便性を一気にあげるアイテム。(普段使いには必須かも?)
ハードケースかつバイクに固定ができるので、セキュリティはバッチリです。
ユーザビリティは鍵を使用するため、シートバッグと同様★3としました。
運転快適性については体に身につけないため、体への負担はかからないですが、
トップケースを設置することでバイクのバランスが変わるため★3としました。
積載性についてはシートバッグと僅差ではありますが★4としました。
その反面、トップケースは設置するキャリアの購入も必要であり、コスト初期費用は一番かかります。

③バックパック

評価項目 評価
セキュリティ ★★★★☆
ユーザビリティ ★★★★☆
運転快適性 ★☆☆☆☆
積載性 ★★★★☆
コスト ★★★★★

元々持っている登山用のバックパックを使用。
セキュリティについて荷物を常に背負っているので、一安心。
ユーザビリティについてもすぐアクセス可能。バックを下ろす必要がある分★4としています。
運転快適性は荷物が少なければ問題ないですが、荷物を詰めすぎると肩が痛くなり体に負担がかかります。
積載性についても20Lのバックパックと考えれば貴重品の持ち運びには十分と考え★4とします。
コストについては元々持っているバックを使用できると考えて初期導入費用は最安の★5としました。
(バックパック持っていない人でバイク用のリュックを購入する場合は★2です。少し高い。)

④ウエストバッグ

評価項目 評価
セキュリティ ★★★★☆
ユーザビリティ ★★★★★
運転快適性 ★★★★☆
積載性 ★★☆☆☆
コスト ★★★☆☆

バイクメーカーのウエストバッグ。腰に身につけるアイテムです。
セキュリティはバックパックと同じ★4。
ユーザビリティはバックを下ろさずにアクセスが可能なため★5としています。
運転快適性ですが何も身につけていない時と体感ではほとんど変わらないため★4としています。
積載性については他のアイテムよりも積載性が悪いため、★2としています。
コストに関しては値段が少し高いため★3としています。

私が選ぶツーリングバッグ

今まで紹介してきたバッグは私がバイクに乗り始めて以来、1年以上は使用してきたものです。その中で「安全かつ手軽な取り扱い」の観点から最もおすすめしたいのは、ウエストバッグです。ウエストバッグが他のバッグと比べて優れている点を、以下の5つのポイントでまとめました。

①バイク降車後、バイクの鍵やスマホなどの貴重品をすぐにウエストバッグに収納して移動できる。
②バイクを離れても、貴重品を身につけたまま移動するため、盗難リスクが低減する。
③体から外す手間がなく、身につけた状態から貴重品にアクセスできる。
④バイクの運転時の姿勢にほとんど影響せず、運転の安定性を保てる。
⑤容量が限られているため、物の配置を明確にしやすく、すぐに目的の物を取り出せる。

私が使用しているウエストバッグはクリーガというメーカーの「R8 ウエストパック」です。詳細についてはまた別記事にしますが、気になった方は公式サイトから確認してみてください。

クリーガ公式サイト

ウエストバッグの利便性をぜひ体感してみてください。
運転時の快適性と安全性を兼ね備えたこのアイテムは、ツーリングのお供に最適です。

最後になりましたがここまでブログを読んでいただきありがとうございます。
今回はウエストバッグを一押ししていますが、他のアイテムが劣っているという訳ではありません。
何か、気になること、聞きたいことがあれば気軽にコメントください。

それでは良いバイクライフをお過ごしください。

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